Had some sunshine, some rains.
更新日記。ときどき単なる日記。…つまり日記?(聞くな)
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ハイ、これまたずっと「読みたいなー」って思ってたら、職場の子が持ってきてくれて、ガッツリ読ませていただきましたw
やー、うちの会社、この、やたら守備範囲のだだっ広いマンガ属性だけはマジサイコー(笑)
それにしても、恐ろしく絵が上手いですね、この作者さん。
個人的にケダモノ系大好きな私には、剣牙虎を「猫」って読んでるのがものっそストライクでした。
どの猫も、全てのコマですっげ壮絶に綺麗で惚れ惚れするー!!
もちろん物語りももの凄く面白かったッス。
これをSFとカテゴライズするのはおかしくなっちゃうと思うんだけど、要するに多元世界っぽいのね。
衣装や武器の感じでいうと時代的には第1次世界大戦より少し前の感じがある、割と近代史に相当する世界で、なのに「剣牙虎」なんていう古代生物の名称が使われてたり。
ただ、名称は「剣牙虎」でもいわゆる生物学的な「サーベルタイガー」ではなく、現在の虎の犬歯が長く伸びてるような見た目とか。
で、基本は戦争の中の人間群像をベースに、主人公の心の動きが丁寧に丁寧に語られてて、それがいい味なんですよー。
これはきっと主人公の階級が、下っ端ともいえず将校ともいえないようなところから始まってるからなんでしょう。
自分の中の恐怖や無策を自分であまりにも知りすぎてるが故に自嘲する主人公を見て、部下が「隊長が笑ってる…もしかしたら何か策があるのかも」とかって誤解(?)したりするあたりなんかは、自分が同じ立場だったらこうなっちゃうかもとか思うし、全滅覚悟で引き受けざるを得ない戦況で立てる戦略や、その戦略が「とてつもなく汚い」ものであったり(しかし必要なこと)、その戦略にアタリハズレがでてきて状況が変わっていくあたりなんかはほんとうに面白い。
そしてここで重要なのが戦略が「ハズレ」ることから生じる様々な状況。
やー、負けることも含めて戦争なんだよな、って納得させられてしまう。
また、主人公から見て敵に相当する敵将(戦う女属性w)やその臣下の内面もちゃんと描かれてて、双方が相手を蛮族と認識してたり、姫将軍の臣下にいる色男の過去がお稚児さんだったりと、じゅるじゅるに美味しいパーツがハマリまくりで、いっそ清清しいくらいでしたよw
しかも登場人物の内面や変化する状況を見せるためのモノローグの使いかたは少女漫画の手法に近いのに、絵面も展開もモノローグの内容もがっつり青年マンガ。
この絶妙なバランス感覚って凄いよ。神業クラスだと思う。
で、読んでてこの面白さに通じる感覚に覚えがあるなって思ってたんだけど、読み終わってそれがなんだったかに気が付いた。
えーとね、クレイモア(ジャンプ系のマンガ。最近人気あるよねー。嬉しい。)や、海外女流FT作家のマーセデス・ラッキーのシリーズを読んでる時に近い感じなんでした。
特にマーセデス・ラッキーのは「女性のために描かれたFT小説」でありながら、一種戦記ものでもあるのね。
特に女剣士タルマと女魔法使いケスリーの時代の物語で「生理痛の時はなにをやってもうまくいかない、裏目にでるの」ってところとかが、同じ女としてリアルに感じたんだけど、「皇国~」も戦いに際しての生理現象とか(主に下ネタ系だけどw)そういう生身っぽさみたいなのが根底にあるっていうかね。
もしかしてこの原作者さんはラッキーの小説読んでんじゃない?とまで感じた。
予想以上に上質な物語だったので、ちょっと手元に本が欲しくなってます(^^)
マーセデス・ラッキーの新作、結構前に買ってあるのに時間がなくてまだ読めてない…。
こっちも読んだら感想書くー。
※テキストが一部抜けてたのでまとめて修正。気づくの遅いよ自分…orz
やー、うちの会社、この、やたら守備範囲のだだっ広いマンガ属性だけはマジサイコー(笑)
それにしても、恐ろしく絵が上手いですね、この作者さん。
個人的にケダモノ系大好きな私には、剣牙虎を「猫」って読んでるのがものっそストライクでした。
どの猫も、全てのコマですっげ壮絶に綺麗で惚れ惚れするー!!
もちろん物語りももの凄く面白かったッス。
これをSFとカテゴライズするのはおかしくなっちゃうと思うんだけど、要するに多元世界っぽいのね。
衣装や武器の感じでいうと時代的には第1次世界大戦より少し前の感じがある、割と近代史に相当する世界で、なのに「剣牙虎」なんていう古代生物の名称が使われてたり。
ただ、名称は「剣牙虎」でもいわゆる生物学的な「サーベルタイガー」ではなく、現在の虎の犬歯が長く伸びてるような見た目とか。
で、基本は戦争の中の人間群像をベースに、主人公の心の動きが丁寧に丁寧に語られてて、それがいい味なんですよー。
これはきっと主人公の階級が、下っ端ともいえず将校ともいえないようなところから始まってるからなんでしょう。
自分の中の恐怖や無策を自分であまりにも知りすぎてるが故に自嘲する主人公を見て、部下が「隊長が笑ってる…もしかしたら何か策があるのかも」とかって誤解(?)したりするあたりなんかは、自分が同じ立場だったらこうなっちゃうかもとか思うし、全滅覚悟で引き受けざるを得ない戦況で立てる戦略や、その戦略が「とてつもなく汚い」ものであったり(しかし必要なこと)、その戦略にアタリハズレがでてきて状況が変わっていくあたりなんかはほんとうに面白い。
そしてここで重要なのが戦略が「ハズレ」ることから生じる様々な状況。
やー、負けることも含めて戦争なんだよな、って納得させられてしまう。
また、主人公から見て敵に相当する敵将(戦う女属性w)やその臣下の内面もちゃんと描かれてて、双方が相手を蛮族と認識してたり、姫将軍の臣下にいる色男の過去がお稚児さんだったりと、じゅるじゅるに美味しいパーツがハマリまくりで、いっそ清清しいくらいでしたよw
しかも登場人物の内面や変化する状況を見せるためのモノローグの使いかたは少女漫画の手法に近いのに、絵面も展開もモノローグの内容もがっつり青年マンガ。
この絶妙なバランス感覚って凄いよ。神業クラスだと思う。
で、読んでてこの面白さに通じる感覚に覚えがあるなって思ってたんだけど、読み終わってそれがなんだったかに気が付いた。
えーとね、クレイモア(ジャンプ系のマンガ。最近人気あるよねー。嬉しい。)や、海外女流FT作家のマーセデス・ラッキーのシリーズを読んでる時に近い感じなんでした。
特にマーセデス・ラッキーのは「女性のために描かれたFT小説」でありながら、一種戦記ものでもあるのね。
特に女剣士タルマと女魔法使いケスリーの時代の物語で「生理痛の時はなにをやってもうまくいかない、裏目にでるの」ってところとかが、同じ女としてリアルに感じたんだけど、「皇国~」も戦いに際しての生理現象とか(主に下ネタ系だけどw)そういう生身っぽさみたいなのが根底にあるっていうかね。
もしかしてこの原作者さんはラッキーの小説読んでんじゃない?とまで感じた。
予想以上に上質な物語だったので、ちょっと手元に本が欲しくなってます(^^)
マーセデス・ラッキーの新作、結構前に買ってあるのに時間がなくてまだ読めてない…。
こっちも読んだら感想書くー。
※テキストが一部抜けてたのでまとめて修正。気づくの遅いよ自分…orz
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