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今回祖父マップのポイントで購入したのはCanonの「CanoScan LiDE 70」でつ。
購入時の決断ポイントは
・発売時点でWindows vistaに対応してるかどうか
・本体のサイズ
・48bit(RGB各色16bit)入力/48bit出力
・電源はACアダプタではなくPCからとる
この4点でつ。
結論からいくと、総合評価で私には10点中8.5点。(微妙な…(^^;))
この先はかなりアレコレ書いてるんですが、ハードに興味のある人しか面白くないと思うんで(笑)、見たい人だけ続きにどぞー。
ドライバの開発時にそのOSが予め視野に入ってるか入ってないかって、出てくる結果がかなり違うと思うデス。付属ROMで基本的に対応されてるってことでもあるし。
このところXPかVistaかを決めかねてる私には余計に外せないところ。
本体のサイズは、やっぱり置く場所の問題があるから。私の今の机には、PC本体に比べて数倍大きいスキャナ置いておくスペースがちょっと…ごにょごにょ(^^;)
本体が大幅に小さくなってる理由はスキャナの読み取り形式(CIS)によるもので、画質に関わってくる部分なんですが、これは後述するでス。
48bit入出力も直接画質に関わってくる部分。例えばお仕事でやってるセオリーみたいなものだと、印画紙にプリントされた古い写真をPCに取り込んで補正をかけて綺麗にするときとか、入力時はあらかじめベストの状態で取り込み、最後にダウンさせます。
これは人間の目には読み取れない色情報を落とさないようにするためです。
デジカメで撮影した写真をPhotoshopとかで補正する時に、「16bitに変換→レベル補正→8bitに変換」するのと「8bitのままレベル補正する」のとでは、見た目が同じように見えても最終的なRGB各チャンネルのデータが異なり、8bitの方は櫛の歯のように欠落がおきます。
(こういうのは印刷とかを経由すると結構顕著に差になって出てくる部分だとオモ。)
電源はACアダプタではなくPCからとる、というのは、要するに可搬性を考えた仕様だと思います。パーソナルユースでスキャナをあちこち持ち運ぶことはあまり考えられないけど、これはむしろ「使わないときは片付けておける」のを重視してる気がした。
私自身は、片付けられるのも大歓迎だけど、PC周辺ってすぐに配線でごちゃつくし、静電気が置きやすいから余計にほこりが集まりやすい。それをできるだけ避けたかったとゆーのもある。たこ足配線も怖いしねー。
というところで、次は実際に使ってみたインプレッション。
★良い点
まず、なによりも本体が小さい!軽い!Macbookより軽いかも。それにベッドの上にちゃぶ台(笑)置いてスキャナ取り込みする私のような人にも便利!(自慢するこっちゃねぇ)
てゆーか、電源アダプタをいちいちタップに挿さないで済むって思ってた以上に手間がないし、備品が少ない分片付けやすくてかなりありがたいよー。これだけでも買ってよかったと思った。
それから、Photoshop Elements経由で取り込んだんだけど、入力用のドライバは割と使い勝手がよさげ。「よさげ」というのは、まだ線画しか取り込んでないからだけど、パラメータのところとか見て特に問題は感じなかったなー。
読み取り速度は、最初のキャリブレーションの時だけ少し時間かかるけど、2つ目以降はスムーズ。プロレベルの仕様が必要でないなら問題ない範囲じゃないだろうか。つい最近までUSB2.0のCCD方式上位機種を使ってた人には多少遅く感じるかも?って程度だと思った。ま、読み取り時間は解像度で変わるところだしねー。
★特別悪くはないけど、気になった点
スキャニング中、Macbook本体のファンがブン回りしてたデス(^^;)
Macbook本体は膝に乗せてたんだけど、確かにかなり熱くなってた。
とはいえ、色塗っててもブン回りするしなぁ。んー、これはたぶんPC側のスペックによると思う。
PCがスペックに余裕のある据え置き機か、本体直繋ぎでなく電源のあるUSBハブ経由ならあまり気にならないかも。電源のあるUSBハブ経由は、また別の機会に試してみるるー。
★使用時に注意すべきだと思った点
これまでCIS形式のスキャナは使ったことがなかったんで、買う前にちょっと検索してみた。
幾つか見てみると、CIS形式は本の喉側とか紙が浮いてしまうとピントが合わなくなるという仕様。
(判りやすい説明はこの↓URL参照でつ。)
ttp://arena.nikkeibp.co.jp/article/qa/20060125/115144/
私の場合、過去の使用範囲を振り返っても、無線綴じで製本された本を読み取るよりはペラ紙やスケッチブックとかを取り込む方が多そうなんで、CISでも特に問題はなさげ。(どうしても必要な場合は会社でこっそり…(笑))
それと、落書きしてたのは一般的なコピー用紙よりうっすーいペラ紙のスケッチブックだったせいか、取り込むときに紙のたるみが結構顕著にスキャンされるのには驚き。これは昔に比べると遙かに読み取り性能がいいからともいえるけど(笑)
ただ、紙のたるみの陰影はデータになるとモアレみたいになっちゃうんで、取り込んでからでは補正が面倒…取り込み時に回避する方がいいよねぇ。ってことで、少し厚めの白い画用紙を絵の後ろにはさんで、読み取り中はごく軽くフタを指で押さえておきました。それで当面クリア。
これはたぶん、スキャナのベッド部分からフタのクッションまでに若干の遊びがあるからなんだと思う。イラストボードとかだと数ミリの厚さがあるし、必要な遊びかな。
予め1~2mm厚くらいの白いボードを用意しておけば手で押さえる必要はないと思う。(片付けるときはボードを挟んだままにしておけばいいかな?これは適当なボード買ってみないと判らないかも。)
最後に…総合評価で10点中8.5点だけど、ポイントで買った、という点で甘めに見るならもう1点プラスしてもいい(笑)